女郎花(おみなえし)→女郎蜘蛛 俳諧系のもの 無季(むき)→季節に属さないこと。俳句(発句)で季語を含まないこと 佳句(かく)→よい句。美しく言いあらわした文句 活句(かっく)→活(イ)きた言葉。禅で、悟りの境地のはたらきを如実に表す言葉。俳諧で、言外に余情のある句 聞句(ききく)→意味がなかなかわかりにくい俳句 奇句(きく)→人の言い及ばない句。めずらしい句 禁句(きんく)→和歌・俳句などで忌み避けるべききまりの語句。とめ句 言句(ごんく)みじかい言葉。一言半句 戯句(ざれく)→ふざけて作った発句。狂句 死句(しく)→禅語で、凡俗に過ぎて禅味の少ない句。転じて、詩・俳諧で言外に余情のない句 省句(せいく)→文章中の句をはぶくこと。また、そのはぶいた句 贅句(ぜいく)→むだな文句 隻句(せっく)→一つの文句。ほんの短いことば 造句(ぞうく)→新しく語句を造ること。また、その語句 *結和那人形化の時に 駄句(だっく)つまらない俳句。拙劣な句 立句(たてく)→連歌・俳諧で、古今の名家の句を発句に立てること。また、その句 倒句(とうく)→意味を強めるために、普通の語法の位置を逆にして置いた句。「帰りなん、いざ」の類 *俺のやる、時系列逆順の時にでも→結局未使用 頓句(とんく)→すばやく句を作ること。去来抄「詞道具より入る人は―多句なり」 遁句(にげく)→逃げ口上。俳諧で、むずかしい前句や手をこめた句が連続した場合、さらりと曲節のない叙景句などをつけて次句のつきやすいようにすること 化句(ばけく)→冠付(カムリヅケ)で、言おうとする言葉をことさら分りにくい語で言いかえた句 孕句(はらみく)→詩文や連歌・俳諧で、あらかじめ考えておいた句。宿構の句 句意(くい)→句の意味 句眼(くがん)→詩句中の眼目となるところ 沓穿かず(くつはかず)→俳句で、下五文字が句の構成上意味をなしていないこと 首切れ(くびきれ)→俳句で、上五文字が句の構成上意味をなしていないこと。首切れ歌の略 朱(しゅ)→朱で歌や俳句に点をつけること。また、朱で詩文を訂正すること 月見の宴(つきみのえん)→月見のさかもり。月に団子・芋・女郎花などを供え、詩歌・俳句を作り、酒宴を催す 原句(げんく)→もとの句 古句(こく)→昔の句。古人の句 後句(ごく)→後の句 定句(じょうく)→(連歌で) 紋切り型のつまらない句 延句(のべく)→物事を延ばし、遅らせるための言い訳 重ね句(かさねく)→和歌で、一音以上の同じ音を重ねて語調を整えた句。また、その作歌法。「いかほのぬまのいかにして」の類 *同音の題のところで使う。その際、送り仮名は省く 脱句(だっく)→脱け落ちた句 付かぬ句(つかぬく)→(連歌などで、前句に付かない句の意から) 前の話と関係のない言葉。不適当、不釣合なこと 末番句(すえばんく)→淫猥なことをよんだ川柳。末番の句。ばれ句 ばれ句(ばれく)→みだらな内容をもつ川柳 *なんとなく有りそうなので「艶句」を調べてみたら、これを「ばれ句」というらしい。 やっぱりちょっと違うが、まだマシなのでこっちを採用 「艶っぽい」ぐらいのは無いのか |